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iemoはなぜ引用元リンクをjavascriptで表示しているのか?

DeNAのキュレーションサイト9つが閉鎖とのことで、
著作権違反・薬機法(旧薬事法)違反など様々な問題が話題になっています。

私自身のサイトもiemoに引用されていますが、実際の引用はjavascriptでリンクが貼られており、悪質なリンクの貼り方でした。

実はこの引用の貼り方は、相手のサイトへ評価をさせないPageRankスカルプティングと呼ばれる一昔前の手法として行われていました。
この方法で、私自身も以前いた会社で内部リンクの調整をした経験があります。

[php]<a class=”” href=”javascript:void(0);” onclick=”window.open(‘http://www.example.com/’);”>http://www.example.com/</a>[/php]

iemoのWeb魚拓にありましたので、リンク部分のソースを確認していただければわかると思います。

Web魚拓

iemoがローンチした2013年12月には、このjavascriptでリンクを飛ばしてサイト評価を渡さない手法はすでにGoogleによって対策がされていました。

2009年の記事→GoogleはJavascriptリンクを読んで、PageRankを渡し、アンカーテキストも評価する

ですが、何故今でもこの手法が続けられていたのか。

本来なら、質の高いコンテンツを引用してリンクする場合は、自分のサイトと相手のサイトの関連性が高いからSEO的に有効なはずです。

リンクを貼れば、記事の内容が関連しているとして、Googleがリンク先を認識します。

iemoは引用ばかりのサイトなので、Googleにリンク先を認識されたら、コピペだらけのサイトだとバレます。
だからあえてリンクをjavascriptで飛ばして引用しているんじゃないかというのが私の推測です。

本来ちゃんとした自社コンテンツを書けば相乗効果でSEO的には良いはずです。
しかし、iemo等のキュレーションサイトは引用ばかりなので、普通に引用リンクを記載するとGoogleから評価が受けられない=オリジナルコンテンツがない=SEO的に評価が悪くなる、と判断した結果、このような方法を取っているのではないでしょうか。

アフェリエイトのリンクはこの手法を使わず、普通のアンカーリンクで貼られているだけに、iemoの引用リンクの貼り方はかなり悪質だと思います。

一方で、Googleがjavascriptの中身を読むことが可能になっているので、
Web Search Consoleの【検索トラフィック > サイトへのリンク】からjavascriptで貼ったリンクも検知でき、引用された側には引用された記事がわかるようになっています。

この意図的にjavascriptで貼られている方法を見ると、引用というより盗用であることを認識していたのでしょうね…。

あくまで私の推測ですが、もっとSEOに詳しい方が補足していただけたらありがたいです。

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この記事を書いた人

WordPress Love! 休日はほぼWordPress仲間と一緒に勉強会や写真を撮りに行っています。現在育児中のため、オフが多いです(>△<<<)

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