WordPress 3.0のマルチ化の懸念事項

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WordPress3.0がリリースされるにあたって、懸念事項を2つ上げてみます。

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サーバー環境によってマルチ化ができない

まず一番考えられる事は、国内サーバーの殆どは、WordPress3.0のマルチ化に対応出来ない可能性が高いという事です。
これは、セキュリティー上、レンタルサーバー会社がサーバー環境の権限を与えていない場合が多いからです。
以下のサーバーでは、マルチ化が出来ない可能性が高いです。

  • PHPがセーフモードで動作
  • 所有者権限がapacheにある

ちなみに、CORESERVER.JPで、子サイトを作成しようとしましたが、やはり出来ませんでした。

WordPressの画像を日付別にアップロードして、
自動でフォルダが作成できずに画像アップロードが失敗するケースと同じです。
手作業でやればよいのでしょうが。。
予めサブドメインを作成してパーミッションを変えておいても駄目でした(;´Д`A “`

取りあえず、出来ない事前提でCORESERVER.JPで子サイトを作成しようと試してみたので、即効諦めて、環境が整っているサーバーで次は試そうと思います。
※もしかしたら、他に方法があるかもしれませんが…

当サイトはCORESERVER.JPを使用していますが、そろそろ契約期限が切れるので、おでこが使っているmedia templeに移転しようかなと思っています。
日本語解説は、おでこがmedia temple との契約 | 日本語解説という記事を書いています。
ヘテムルも考えたのですが、Root権限ないんですよね。
※Root権限があれば色々制限されていた部分を解放出来るので、可能になるという意味です。

ちなみに、おでこの話では、media templeは、

  • オーナー権限あり
  • apache の設定もいじれる
  • PHP は完全実行
  • root 権限もある

とのこと。
海外のサーバーなので、勿論全て英語です。

データベースが1つで管理するため、重くなる可能性

管理サイトからいくつも子サイトを作成することが出来ますが、
そのデータを格納するデータベースは1つのみ。

この場合、サイトをいくつも作ってしまうと、かなりデーターベースに負担がかかるので、
シングルで使うより、動作が重くなってしまう可能性が高くなります。

たとえば、マルチ化で100の子サイトを作った場合、
全て1つのデータベースでやり取りすることになり、
1つ1つのサイトがそれなりにアクセスが多かった場合、相当の負荷がかかります。

現状のMovableTypeが重い理由は、これにもあります。
ただ、MTの場合は、再構築すればファイルが生成されるので、
再構築の際など、管理画面での動作のみが重くなります。

MTを動的にしている場合は、WordPressと同じ状態と言えます。

私は上記の理由から、できれば、この点のみは1サイト1データベースで管理出来るようにして欲しかったなぁ~と思いました。

マルチ化で、WordPress1つで複数サイト構築できる!と思っていた人は、要注意です。

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