WordPress テーマの著作権について

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前回の記事ではWEBデザインの著作権について述べましたが、
その中のWordPressのテーマの著作権についてちょっとだけ書いたのですが、
別記事にすることにしました。

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この件を理解するために、先に以下の記事をお読みください。
そうすると、より理解が深まります。

WEBデザインの著作権について

WordPressのテーマ作成における著作権ついて

WEBデザインの著作権についてでは、WEBデザイン著作権についてざっと説明しましたが、
WordPressのテーマデザインについての著作権を述べたいと思います。

WordPressのテーマを配布すること自体は自由です。
また、WordPressのテーマの著作権は、テーマ制作者にあります。

WordPressはオープンソースですが、
デザインに関わってくるテーマの部分だけは、制作者がGPLで配布しない限り、
元のテーマをいじって、カスタマイズして再配布することは許されていません。

というのも、デザイン自体に著作権があるからです。

テーマ配布しているからといって、
テーマ制作者はデザイン自身の著作権を放棄しているわけではありません。

また、使っている写真画像・フォントなど、これらはテーマ制作者が購入し、
使う権利を得て配布しています。

写真の著作権にも絡んできますが(購入した会社の規約にも寄ります)、
ダウンロードした第3者が、テーマで使われている写真画像を加工して使うのは、
違反になります。

なので、WordPressのテーマがGPLで配布するのは難しいと見ています。

写真画像、フォントなどそれらがない、
デザインに関わる部分がテーマ制作者の全ての自作なら、
GPLで配布しても問題ないと思います。
(もしくは写真画像はテーマ制作者自身が撮ったものならOKです)

デザイナーは、結構自分で制作したデザインを他の人にいじられるのを嫌う傾向にあります。
なので、テーマをGPLで配布するって勇気がいるのかもしれません。

自分が制作したデザインを元に、
第3者がデザインをリデザイン(元のデザインを元に自分でまた加工・もしくはデザインすること)して、
自分がデザインしたよ!っていうふうに、それをまた配布するということは気持ちがいいものではありません・・・。

デザイン画像を他サイトのものを使ってテーマ作成した場合の著作権違反

よく他のサイトの素材を持ってきて、
テーマを作成されている方がいるのですが、
その画像元のサイトが素材を自由に使ってもよいという明示していない限り、
他サイトデザインの画像を使ってテーマを作成、配布することは明らかに著作権違反になります。

後で、裁判になっても100%負けます。
相手が大手会社ならば、多額な損害賠償請求される可能性も否定できません。

WEB制作の世界では、このデザイン著作権について、
裁判になるケースもあれば、
表立っていないが争いになっているケースが、かなりあります。

テーマを使う方にも注意が必要です。
それは、モラルの問題もありますが、

明らかにどこかのサイトから持ってきたものだと分かるのを知っていて、
そのテーマを使うということは、著作権違反を助長させているものと見られるからです。

配布しているからいい、
配布しているし誰かも使ってるからいい

そういう考えは、法律では効きません。
訴えられたら、終わりだということを認識して欲しいと思います。

WEB制作会社で働いている人なら理解しているというか、
著作権問題は避けては通れない問題ですが(知らない方が大問題だと思います・・・)、

趣味でテーマ制作している人にとっては、
あまりデザインの著作権というのが重要視していないんじゃないかなと思っています。

WEB制作会社では、デザイン著作権に結構厳しく、
これが元で問題になっているケースが目立ちます。

なので趣味でテーマ制作している方も、
この問題を知ってほしいなと思います。

何より、自分の為に・・・です。

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