WordPressを企業サイトとして使う問題点

この記事は2008年に書かれた記事です。

サイトをWordPressで構築する企業が増えてきた中で、
安易に導入しすぎているWEB制作会社が増えているような気がしてなりません。

その問題点を纏めてみることにします。

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制作に於いての責任

まず、WordPressはオープンソースです。
その点を重視し、制作する時の責任の所在がどこにあるのか纏めます。

利用するに当たりお金が発生する場合

MovbleTypeのように商用利用が有料である場合、その責任は導入費を支払うことにより、
バグなどが出たの修正などの責任は、Sixapartが取る事になります。

お金を支払うことにより、

企業⇔WEB制作会社⇔Sixapart

という関係が出来ます。
当然、何かあっての責任問題は

企業(導入許可責任)<WEB制作会社(サイト制作の技術レベルの責任)<Six apart(システムレベルの責任)
 

上記の図になります。
購入することにより、安心を買うの図ですね。

オープンソースを利用する場合の責任の所在

しかしWordPressは、オープンソースで商用利用は無料。
ただし、自己責任でというのが暗黙の了解になっています。

ここでよく考えて欲しいことが、
有料で購入する時の違いです。

企業⇔WEB制作会社

の関係になり、責任は全てWEB制作会社にかかります。

企業(導入許可責任)<WEB制作会社(サイト制作の技術レベルの責任+システムレベルの責任)

もちろん、オープンソースを利用する以上、企業様もその特性を理解した上で、
導入という形を迫られるので、ある程度の問題が起きても納得した上での導入になります。

ここで、WEB制作会社はWordPressを提案する以上、
この責任が全てWEB制作会社にかかってきます。

バグやセキュリティーレベルでの修正が必要な時、
WEB制作会社がシステムレベルで修正できるレベルの人がいないとお話になりません。

よくWordPressの企業サイトを提供するサービス会社を見かけるのですが、
ほとんど、この部分がすっぽり抜けてるんですよね。

納品したら、はい終わり。

みたいな。
これは、かなり無責任のように思います。

バージョンアップと共に、企業で納品したサイトもアップデートしなければならない。
と言っているのではなく、
納品した後に、そのバージョンにバグやセキュリティーに関する問題が出た場合、
それはどうするのか、全く書かれていないのです。

ましてや、使っているバージョンで未知のバグがあるのは承知の上で、
WEB制作会社も導入を提案するわけで。

企業が、オープンソースを導入しづらいのはこの点にあるのではないでしょうか。
自己責任が付いて回ると、自分達で何かあった時処理しなくてはならないため、
敬遠される傾向にあります。

MovableTypeが有償にも関わらず、企業サイトとして使う企業が多いのは、
まさにこの点を表しているのではないかと思います。

日本人ってどうしても、責任の所在がはっきりしないと安心できないのでしょうね(笑

クライアントがWordPressを導入するにあたって考慮すべき点

企業サイドも、WordPressを導入する場合に次の点を考慮してほしいです。

1.依頼するWEB制作会社はWordPressをシステムレベルでバグなどの修正をすることができるか。
2.導入後、システムにバグがあった場合や、本家などでセキュリティーによるバージョンアップが出た場合どういう対応になっているか。
3.サポート体制は整っているか。
4.WordPress導入にあたってのシステム責任の所在の有無。
5.依頼するWEB制作会社のホームページにこれら上記のことがきちんと掲載されているか。
6.SEO対策済みテンプレートなど過剰掲載に惑わされていないか。(こちらについては、 テンプレートでSEO対策過剰宣伝をご覧下さい。)

依頼する側も、上記の点を考慮した上で導入するべきだと思います。
安易に制作費が安いから…という理由で導入したりすると、
そのWEB制作会社は下請けに依頼している場合もあります。

下請けに依頼している場合でも依頼を受けたWEB制作会社が責任を追うことになるのですが、
WEB制作会社と下請け会社の関係が切れた場合、
WEB制作会社にWordPressを扱えない人、またセキュリティーレベルで修正が出来ない人がいると・・・。

もうお手上げになってしまいます。

WEB制作会社が下請け会社に依頼するときは、

1.手の空いている人がいない。
2.WordPressを扱える人がいない。

場合です。
このケース結構ありますのでご注意を。

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