これから企業サイトでWordpressが使われていく中、Wordpress Japanが閉鎖。
MEの歴史も閉じる事になってしまいました。
MEを企業サイトとして提供した経験がありますが、今後日本語版を企業様に出すべきか悩みます。
MEを開発してきた人は、本家版をコアから修正し、MEとして出していました。
その際、本家版のバグも修正されていた事と思います。
ある意味2重のチェックが入っていたことになります。
今の日本語版は、正直企業サイトで採用できるかと言ったら、答えは…?。
システムレベルの修正サポートがどれくらいできるのか不明なのと、
2.5の大型アップデートでバグがある可能性、
企業サイトに必要なプラグインが対応されているか問題だからです。
日本語版のバグは本家頼みというなら、企業サイトを納品する場合、サービスを提供する側で修正しなくてはいけません。
オープンソースを提案する事は、提案する側がシステムを修正できないと何か問題が発生した時、責任逃れになります。
個人で使う分には、「自己責任」が通用しますが、
企業様にサービスの提供をする場合は、オープンソースの特性を理解していただいた上で、
責任は提案する側が持たなければなりません。
その面から言うと、
企業サイトとして納品するにあたり、MEは一番安定していたように思います。
(MEはこれからもサポートが続くようです)
その修正サポートを行っていた事考えると尊敬します。
MEは一人で開発していたようですが、後でその作業を分担するかしないか問題があったようです。
ですが、システムを分担して修正、それを統合して全体のチェックを行う場合、
統括する人は、修正されたチェックを慣れていない人が行う場合、自分で修正した場合の2倍以上の時間がかかります。
そうです。
自分で修正し、管理した方が早いという場合があるのです。
分担しただけ、その修正チェックには時間がかかります。
分担=速いというのは違います。
よく知らない人は分担した方が速いと言いますが、
実際分担して一番負担になるのは、統括する人です。
WordPressのコードを読み、
修正されたのを読み、
さらにチェックして統括する。
これにどれだけの時間とコストがかかると思います?
何百万の世界です。
私はデザイナーですが、会社はシステム開発していますし、
彼がシステムエンジニアなので、システム側の状況はある程度理解できます。
他人が作ったプログラムを修正するより、1から作ってしまった方が速い。
下手したら、どこかのシステムを買った方が保守込みで安いと言います。
それが何百万だとしても…。
この意見が大半でした。
結論。
会社ではWordPressの案件を受けた時は、
構造を理解してバグ修正ができるまで、MEの安定バージョンを使うことになりました。
もし構造理解した場合、本家版から派生したもの、つまりMEのような形式で、
企業様に提案することになるかもしれません。
もしかしたらME2.5でる!?
な?んてね:ポカーン:
オープンソースを上手にビジネスに使うには、
・バグがあるのを承知の上で使うこと。(企業様にもオープンソースという特性をご理解いただく。
・そのバグを修正できるレベルの人が提案する側に必ずいること。
・サポート体制が整っていること。
上記が大事になってくると思います。
これから企業サイトでWordPressは使われていくでしょう。
ですが、混乱を招く事態になってしまい残念でなりません。
1ユーザーとして、このような結果になる前にどうして解決出来なかったのか…
その点でいうと、MovableTypeは優れていますよね。
これが有償と無償の違いでしょうか…。
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