SEの健康を考える

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IT業界に限らず、どの業界でも言える事ですが、利益を求めすぎて、雇っている人の健康面を考えていない企業が多いのではないかと思うのです。

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先週金曜日、今週月曜日と職場泊まり込みで1日17時間労働、昼時間抜きという仕事をこなした彼を見て、彼の健康面に不安を覚えるのと同時に、この状態を許している企業と上司のスケジュール管理ミスについて憤りを感じました。

最近彼は、他人のレビュー(他人が作成したプログラムチェック)を見ることが多いそうで、それで1日かかり、自分の仕事ができるのが22時以降になっているとぼやいていました。
それが元で、この前(ストレス?で)体調を崩しました。

自分の仕事が出来ない状態で、評価が下がったらたまったもんじゃないと言っていました。

レビューが1仕事ならば、それを含めた上司のスケジュール管理が必要となってくるので、明らかに管理ミス。

IT業界では名の知れた会社の子会社なので、こうした勤務体系に行政のメスが入らないものかと思うのです。

彼自身、月の勤務時間は恐らく260時間は超えていて、しかも昼時間など十分に取れていない。
たまに昼抜きで死ぬほど疲れたと言っています。

そして、月の残業時間が一定を超えると残業代がでない。
これは、ありなのでしょうか?

前の仕事では、週に3日家に帰れればいい方という過酷労働をしていたので、今はそれを考えると楽だと言うのですが…そのとき程若くはない。

その会社は、老舗会社ですが、そろそろ潰れるとのこと。
(働く環境が悪いと人は会社を離れる訳で、潰れて当然なのですが。)

IT業界は、そうしたキツい労働が暗黙の了解になっている件について、もっと法律周りを厳しくしてもらいたいと思うのです。

システムエンジニアに鬱病が多いのは、メンタル面と健康面のケアが進んでいないのも1つの原因ではないでしょうか。

第三十四条 使用者は、労働時間が六時間を超える場合においては少くとも四十五分、八時間を超える場合においては少くとも一時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。

第百十九条 次の各号の一に該当する者は、これを六箇月以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。

【相談先】
東京都労働局総合労働相談コーナー
総合労働相談はフリーダイヤル 0120-601-556
(9時半?土日休み)

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