comment_form_title()
は、コメントフォームの上に表示されるタイトルを動的に表示するテンプレートタグです。このタグは、コメントフォームの見出しを適切に出力するために使用されます。
機能の説明
comment_form_title()
は、現在の状況に応じたコメントフォームのタイトルを自動的に生成し、出力します。例えば、ユーザーが初めてコメントする場合と、コメントに返信する場合で異なるタイトルを表示できます。デフォルトでは、コメントを残す
や ◯◯への返信
といった文言が表示されます。
シンプルなコード例
<?php comment_form_title(); ?>
このコードは、コメントフォームのデフォルトタイトルを出力します。新しいコメントと返信時で表示が切り替わります。
使い方の解説
comment_form_title()
は、WordPressテーマのコメントテンプレートファイル(通常 comments.php
)内に配置され、コメントフォームの上に適切な見出しを出力します。引数を使用して、デフォルトのタイトルをカスタマイズすることも可能です。
使用例
<?php
comment_form_title(
'新しいコメントを残す', // 新規コメントのタイトル
'返信先: %s' // 返信時のタイトル (%s には返信先の名前が入ります)
);
?>
新しいコメントを残す
:ユーザーが新規コメントを残す際のタイトルです。返信先: %s
:返信時のタイトルです。%s
には、返信先のコメント投稿者の名前が自動的に入ります。
一緒に使うことが多い関連タグ
comment_form()
comment_form()
は、コメント投稿用のフォーム全体を表示するテンプレートタグです。comment_form_title()
は、このフォームの上部に見出しを表示する際に一緒に使われます。
<div class="comment-form">
<?php comment_form_title('コメントを残す', '返信先: %s'); ?>
<?php comment_form(); ?>
</div>
comment_reply_link()
comment_reply_link()
は、特定のコメントへの返信リンクを表示するテンプレートタグです。返信リンクからフォームに移動するとき、comment_form_title()
が「◯◯への返信」のようなタイトルを自動的に切り替えます。
<?php comment_reply_link(array('reply_text' => 'このコメントに返信する')); ?>
comment_reply_link()
と連携することで、comment_form_title()
は適切な返信タイトルを表示します。
追加情報を取得したい場合
comment_form_title()
を使って、より詳細な表示をするためには、カスタム関数を使って柔軟にタイトルを制御することが可能です。
<?php
function my_custom_comment_title() {
if (is_singular() && have_comments()) {
comment_form_title('新しいコメント', '返信: %s');
} else {
echo 'コメントはこちらからどうぞ!';
}
}
my_custom_comment_title();
?>
このカスタム関数では、投稿ページでコメントがある場合とそうでない場合で異なるタイトルを表示しています。comment_form_title()
の使い方を柔軟にカスタマイズする例です。
get_comment_author()
で取得できる情報
get_comment_author()
は、コメントの投稿者名を取得します。
<?php echo get_comment_author(); ?>
出力できる情報
- name:コメント投稿者の名前
想定されるトラブル
返信時に正しい名前が表示されない
%s
が適切に渡されていない場合があります。
解決方法
comment_form_title()
の第二引数に %s
を忘れずに指定しましょう。
タイトルが表示されない
comment_form_title()
が comments.php
内に正しく配置されていない可能性があります。
解決方法
コメントフォームの上部にタグを配置してください。
Q&A
まとめ
comment_form_title()
は、コメントフォームの見出しを動的に生成するためのテンプレートタグです。
comment_form()
や comment_reply_link()
との併用で、新規コメントと返信時に異なるタイトルを簡単に表示できます。カスタム関数を使うことで、さらに柔軟なタイトル表示が可能です。
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