MENU

is_wp_error()– Function –

is_wp_error()は、関数やメソッドの返り値がWordPressのエラーオブジェクトかどうかを確認するためのテンプレートタグです。エラー処理を行う際に頻繁に使用されます。

目次

機能の説明

is_wp_error()は、引数として渡された値がWP_Errorオブジェクトかどうかを確認し、エラーであればtrue、そうでなければfalseを返します。APIリクエストやファイルのアップロードなど、エラーチェックが必要な場面で使われます。

シンプルなコード例

<?php
$response = wp_remote_get('https://example.com/api');
if (is_wp_error($response)) {
    echo 'エラーが発生しました: ' . $response->get_error_message();
} else {
    echo 'APIリクエストが成功しました';
}
?>

このコードは、wp_remote_get()の実行結果がエラーかどうかをis_wp_error()で確認しています。エラーであれば、エラーメッセージを表示し、成功した場合は「APIリクエストが成功しました」と出力します。

使い方の解説

is_wp_error()は、API通信やファイル操作のようなエラーが発生する可能性がある処理に対して使用します。返り値がWP_Errorオブジェクトであるかを判別するためのシンプルなチェックが行えます。

引数

$thing
  • エラーチェックの対象となる値。
  • : 任意の型(オブジェクト、配列、文字列など)。

戻り値

true

渡された引数がWP_Errorオブジェクトである場合に返されます。

false

渡された引数がWP_Errorオブジェクトではない場合に返されます。

オプション

is_wp_error()自体にはオプションはありません。ですが、WP_Errorオブジェクトから取得できる主なプロパティやメソッドは以下のとおりです:

WP_Error オブジェクトの主なメソッド
  • get_error_message(): エラーメッセージを取得します。
  • get_error_code(): エラーコードを取得します。
  • get_error_data(): エラーに関連する追加データを取得します。

使用例

<?php
$file_id = media_handle_upload('file', 0);
if (is_wp_error($file_id)) {
    echo 'ファイルのアップロードに失敗しました: ' . $file_id->get_error_message();
} else {
    echo 'ファイルが正常にアップロードされました。ID: ' . $file_id;
}
?>

この例では、media_handle_upload()でファイルアップロードを試み、その結果がエラーであるかを確認しています。エラーが発生した場合は、エラーメッセージを表示します。

一緒に使うことが多い関連タグ

wp_remote_get()

wp_remote_get()は、指定されたURLにHTTP GETリクエストを送信し、レスポンスを取得します。is_wp_error()を使ってエラーの有無を確認するのが一般的です。

<?php
$response = wp_remote_get('https://example.com');
if (is_wp_error($response)) {
    echo 'APIリクエストでエラーが発生しました: ' . $response->get_error_message();
} else {
    echo 'APIリクエストに成功しました';
}
?>

追加情報を取得したい場合

WP_Error オブジェクトから取得できる情報

<?php
$response = wp_remote_get('https://example.com');
if (is_wp_error($response)) {
    echo 'エラーコード: ' . $response->get_error_code() . '<br>';
    echo 'エラーメッセージ: ' . $response->get_error_message();
}
?>

このコードは、エラーコードとエラーメッセージを取得して表示します。

  • code: エラーコード
  • message: エラーメッセージ
  • data: エラーに関連する追加データ(オプション)

想定されるトラブル

APIやファイル操作でエラーが頻発する

外部APIのエラー、ファイル権限の問題などが考えられます。

解決策

is_wp_error()を使用して詳細なエラーメッセージを取得し、原因を特定します。

WP_Error オブジェクトの扱い方を誤る

エラーが発生しているのにis_wp_error()で正しくチェックしていないことが原因です。

解決策

if (is_wp_error())のチェックを忘れずに実装しましょう。

Q&A

どのようなときにis_wp_error()を使うべきですか?

APIリクエストやファイルアップロードなど、エラーが発生する可能性のある処理で使用します。

is_wp_error()でエラーを検出した場合、どのように処理すべきですか?

get_error_message()を使ってエラーメッセージを取得し、ユーザーに通知するか、ログに記録します。

なぜis_wp_error()falseが返されるのですか?

渡された引数がWP_Errorオブジェクトではない場合、falseが返されます。

まとめ

is_wp_error()は、エラー処理に不可欠なテンプレートタグで、API通信やファイルアップロードなどで頻繁に使用されます。エラーの有無を簡単に判別し、ユーザーに適切な対応を行うための重要な手段です。

カスタマイズ例

1