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get_term_meta()– Function –

get_term_meta() は、WordPressのターム(カテゴリー、タグ、またはカスタムタクソノミー)のメタデータを取得するためのテンプレートタグです。タームに追加されたカスタムフィールドのデータを取得する際に使用されます。

目次

機能の説明

get_term_meta() は、特定のタームに関連するメタデータを取得します。

複数の投稿タイプにまたがるタクソノミーのデータを整理するのに便利です。

例えば、イベントや製品カテゴリーに特定のプロパティ(例:色、アイコンなど)を付与し、それを取得できます。

シンプルなコード例

$icon = get_term_meta(12, 'category_icon', true);
echo $icon;

タームIDが12のカテゴリーから 'category_icon' というメタデータを取得し、表示しています。

使い方の解説

get_term_meta() は、タームのIDとメタキーを指定することで、そのタームに保存された特定のメタデータを取得します。

引数

$term_id

メタデータを取得したいタームのID(整数)。

$meta_key

取得したいメタデータのキー名(文字列)。

$single

true にすると単一の値を取得、false にすると配列形式で全ての値を取得。

戻り値

メタデータの値

メタキーに対応する値が返されます。存在しない場合は false を返します。

オプション

$single

true の場合、メタデータの最初の値だけを返します。false の場合、複数の値が存在する場合に配列で返します。

使用例

$color = get_term_meta(15, 'product_color', true);
if ($color) {
    echo 'この製品の色は: ' . $color;
} else {
    echo '色の情報はありません。';
}
  1. get_term_meta(): タームIDが15のタームからproduct_color というメタデータを取得しています。
  2. 条件分岐: メタデータが存在する場合は色を表示し、存在しない場合は「色の情報はありません」と表示します。

一緒に使うことが多い関連タグ

get_terms()

特定のタクソノミーの全タームを取得するためのテンプレートタグ。

$terms = get_terms(array(
    'taxonomy' => 'category',
    'hide_empty' => false,
));

foreach ($terms as $term) {
    $icon = get_term_meta($term->term_id, 'category_icon', true);
    echo $term->name . ' のアイコン: ' . $icon . '<br>';
}

全てのカテゴリータームを取得し、それぞれのタームのアイコンメタデータを表示します。

追加情報を取得したい場合

get_term() を使えば、タームの基本情報(名前、スラッグなど)も取得できます。

get_term() で取得できるターム情報

$term = get_term(15, 'category');
echo 'ターム名: ' . $term->name . '<br>';
echo 'スラッグ: ' . $term->slug;

出力できる情報

  • name: タームの名前
  • slug: タームのスラッグ
  • description: タームの説明
  • term_id: タームのID

想定されるトラブル

メタデータが取得できない

メタキーが正しいか確認してください。間違ったキー名を指定すると false が返されます。

配列で取得したいのに単一の値しか返されない

第三引数に false を渡すことで、配列形式で取得できます。

Q&A

メタデータが保存されていない場合、何が返されますか?

false が返されます。

get_term_meta() は複数のメタデータも取得できますか?

はい、第3引数に false を指定すると、同じキーに複数の値が登録されている場合に全て取得できます。

メタデータの更新はどう行いますか?

update_term_meta() を使用します。例:

update_term_meta(15, 'product_color', 'blue');

まとめ

get_term_meta() は、WordPressのタームに保存されたカスタムメタデータを取得するための便利な関数です。カテゴリーやタグに追加の情報を付与する場合に役立ちます。正しいタームIDとメタキーを指定することが、正確なデータ取得のポイントです。

カスタマイズ例

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