check_and_publish_future_post()

cron の遅延、またはサーバーが予約時刻にアクセスされていない可能性があります。

非推奨です。代わりに wp_publish_post() を使用するか、独自フックを設けてください。

2025/8/17 Sunday

check_and_publish_future_post() は、WordPressの予約投稿機能を支える内部関数の1つで、未来日時に設定された投稿が指定時刻を迎えたときに自動的に公開状態へ変更されるよう処理します。

WP-Cron によって自動的に呼び出され、投稿のステータスを future から publish に切り替えます。予約投稿の正常な動作に不可欠な関数です。

基本構文

check_and_publish_future_post( int|WP_Post $post );

この関数は、指定された投稿が「公開予定（future）」であるかを確認し、現在時刻が公開日時を過ぎていれば投稿を公開状態へ変更します。

この関数は WordPress内部で使用される目的が主 で、通常は wp-cron 経由で自動実行されます。

引数	型	説明
`$post`	`int` または `WP_Post`	対象となる予約投稿の投稿IDまたは `WP_Post` オブジェクト

戻り値	型	説明
なし（`void`）	`void`	成功・失敗にかかわらず何も返さず、状態を内部的に処理します。

$post_id = 123; // 予約投稿のID
check_and_publish_future_post( $post_id );

このコードは、投稿ID 123 の投稿を即座に「公開」状態へ変更する処理を行います。ただし、この関数を直接使用することは推奨されておらず、通常は wp-cron により自動実行されるものです。

この関数は 内部関数であり非推奨（_deprecated_function() が使われていませんが、公式には推奨されていません）。
通常は wp-cron により自動で呼び出されるため、直接呼び出す必要はありません。
正しく動作させるためには、WordPressの cron 機構（wp_schedule_single_event() など）が有効である必要があります。
カスタム投稿タイプに対して予約投稿を使用する場合も自動的にこの関数が呼ばれます。

指定時間に一度だけ処理を行う WP-Cron イベントを登録します。check_and_publish_future_post() はこれによって予約実行されます。

wp_schedule_single_event( strtotime( $publish_time ), 'publish_future_post', array( $post_id ) );

投稿ステータスを「公開」に変更します。check_and_publish_future_post() の内部でも使用されています。

wp_publish_post( $post_id );

投稿情報を取得します。予約投稿の状態確認などで使われます。

$post = get_post( $post_id );
if ( $post->post_status === 'future' ) {
    check_and_publish_future_post( $post );
}

WP-Cronが無効化されている、もしくは正しく動作していない可能性があります。
define('DISABLE_WP_CRON', true); が wp-config.php に設定されていないか確認し、必要に応じて cron を外部から呼び出すように設定してください。

supports 引数に 'custom-fields' や 'editor' だけでなく、'revisions' と 'public' => true があるか確認してください。
publicly_queryable が false の場合も正常に予約投稿されないことがあります。