bloginfo()
は、WordPress サイトに関する情報を出力するためのテンプレートタグです。例えば、サイトの名前やURL、説明文などを取得するのに使用します。
機能の説明
bloginfo()
は、指定した引数に基づいて、サイトの情報を出力するか、または返します。引数を使ってサイト名、URL、バージョンなど、様々な情報を取得できます。
<?php bloginfo( 'name' ); ?>
この例では、サイト名を出力します。
使い方の解説
bloginfo()
は、サイトに関する基本的な情報を表示するのに非常に便利です。引数を指定して出力したい情報を指定し、その情報をテーマの任意の場所に表示できます。echo
を使わずに直接出力することができます。
使用例
<header>
<h1><?php bloginfo( 'name' ); ?></h1>
<p><?php bloginfo( 'description' ); ?></p>
</header>
このコードは、サイトのヘッダー部分にサイト名とサイトの説明文(キャッチフレーズ)を表示します。bloginfo( 'name' )
はサイト名を、bloginfo( 'description' )
はサイトの説明文をそれぞれ出力します。
一緒に使うことが多い関連タグ
get_bloginfo()
get_bloginfo()
は、bloginfo()
と同様にサイト情報を取得しますが、こちらは出力せず、戻り値として取得します。返された値を加工したり、他の変数に格納したい場合に便利です。
<?php $site_name = get_bloginfo( 'name' ); ?>
<p><?php echo $site_name; ?></p>
使用例
<?php
$site_url = get_bloginfo( 'url' );
echo '<a href="' . $site_url . '">ホームページ</a>';
?>
この例では、get_bloginfo( 'url' )
によってサイトのURLを取得し、ホームページへのリンクを作成しています。get_bloginfo()
は直接出力しないので、変数に格納してから echo
で出力することができます。
home_url()
home_url()
は、サイトのホームURLを取得するためのテンプレートタグです。get_bloginfo( 'url' )
と同様の機能を持っていますが、home_url()
はよりモダンな関数であり、クエリ文字列を付加するなどの追加機能もサポートしています。
<?php echo home_url(); ?>
使用例
<?php echo home_url( '/blog/' ); ?>
この例では、home_url()
を使ってホームページのURLに/blog/
というパスを追加して出力しています。このように、home_url()
はクエリやパスを簡単に追加できる柔軟な関数です。
追加情報を取得したい場合
get_the_author_meta()
で取得できる情報
get_the_author_meta()
を使うと、投稿者に関するメタ情報を取得することができます。
<?php echo home_url( '/blog/' ); ?>
ソースコード例
<p>投稿者: <?php echo get_the_author_meta( 'display_name' ); ?></p>
この例では、投稿者の表示名を取得して出力しています。get_the_author_meta()
を使うと、投稿者の名前やメールアドレス、ウェブサイトなど、様々なメタ情報を取得できます。
get_the_author_meta()
で出力できる情報
- display_name:投稿者の表示名
- user_email:投稿者のメールアドレス
- user_url:投稿者のウェブサイトURL
想定されるトラブル
テーマカスタマイザーの設定が反映されない
bloginfo( 'name' )
などでサイト情報が正しく出力されない場合。
解決方法
テーマカスタマイザーでサイト名や説明文を正しく設定しているか確認してください。また、キャッシュが影響している場合はキャッシュをクリアしてください。
SSL 対応後に URL が正しく表示されない
bloginfo( 'url' )
や home_url()
で出力される URL が http
のままになっている場合。
解決方法
WordPress の一般設定で「WordPress アドレス」と「サイトアドレス」を正しく https
に変更してください。
Q&A
まとめ
bloginfo()
は、WordPress サイトに関する基本的な情報(サイト名、URL、バージョンなど)を簡単に取得できる便利なテンプレートタグです。
出力された情報は、サイトのヘッダーやフッター、メタデータとして使用されることが多いです。また、get_bloginfo()
を使えば、出力せずに戻り値として情報を取得できるため、データの加工や条件付きでの表示にも対応しています。
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