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block_version()

block_version() は、WordPress におけるブロックエディターのバージョン番号(整数値)を取得する関数です。

主に内部的に使用され、現在のブロックエディタの定義や動作の違いを識別するのに用いられます。開発者がテーマやプラグインで条件分岐処理を行う際などに活用できます。

目次

機能の説明

どんなテンプレートタグか?

  • ブロックエディタ関連の内部的なバージョン番号(int)を返す関数です。
  • コアのブロック定義やレンダリング処理の互換性維持などに利用される場合があります。

どういう時に使うのか?

  • 特定のブロックエディタのバージョンに依存する処理を切り替えるとき。
  • 主に WordPress コア開発や、高度なブロック開発でのデバッグや互換性検証時。

シンプルなコード例

$version = block_version();
echo 'Current Block Editor Version: ' . $version;

実行結果の例

Current Block Editor Version: 1

※現時点(WordPress 6.5 時点)では 1 を返すのが一般的。

使い方の説明

if ( block_version() >= 1 ) {
  // 最新のブロックAPIに基づく処理
} else {
  // 古い仕様へのフォールバック処理
}

補足

  • バージョンは主に内部向けであり、頻繁に変更されるものではありません。
  • block_version() の返り値による条件分岐を行う際は、WordPress 本体の変更に注意が必要です。

一緒に使うことが多い関連タグ

has_block()

ブロックが使われているかどうかを確認:

if ( has_block( 'core/paragraph', $post ) ) {
    // 段落ブロックが含まれている投稿
}

parse_blocks()

コンテンツ内のブロック構造を配列で取得:

$blocks = parse_blocks( get_post_field( 'post_content', $post_id ) );

追加情報で取得したい場合

特定のブロックの存在や構造を確認したい場合は、parse_blocks()has_block() の使用を検討。

また、ブロックのバージョン互換性に関する詳細は、GitHub 上の WordPress Gutenberg リポジトリ を参照するとよいでしょう。

このテンプレートタグを利用してのカスタマイズ

バージョンによって動作を切り替える

if ( block_version() >= 1 ) {
    echo '新しいブロック構造対応の出力';
} else {
    echo '旧ブロック形式対応の出力';
}

将来、バージョン番号が上がった場合にも柔軟に対応できます。

想定されるトラブル

意図しないバージョン変更による互換性の破損

解決方法

block_version() の使用は最小限に留め、明示的なバージョン指定よりも機能確認(function_existshas_block())のほうが推奨されます。

Q&A

block_version() の返り値は?

一般的に 1(将来的に変更の可能性あり)

ブロックテーマ開発で必要?

通常は不要ですが、互換性のための条件分岐に使う場合があります。

管理画面で使える?

はい、バックエンドでも利用可能です。

まとめ

  • block_version() はブロックエディタのバージョンを返す内部向けのテンプレートタグ。
  • 高度なカスタマイズや開発時に、互換性維持や条件分岐として使う用途が想定される。
  • 一般的なテーマ開発ではあまり使われないが、今後のブロックAPIの進化に伴って注目される可能性もあります。
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