add_existing_user_to_blog()
は、既存のユーザーを特定のWordPressサイトに追加するための関数です。
マルチサイト環境で、既存ユーザーを新しいサイトのメンバーとして追加する際に便利です。新規ユーザーの作成は不要で、すでにWordPressに登録されているユーザーを別のサイトに追加できます。
目次
機能の説明
この関数は、指定したユーザーを特定のブログ(サイト)に追加し、適切なロール(権限)を設定するために使用されます。特にマルチサイト環境で、すでに登録されているユーザーを別のサブサイトに参加させる場合に活用されます。
シンプルなコード例
add_existing_user_to_blog([
'user_id' => 2,
'role' => 'editor'
]);
このコードは、ユーザーID「2」のユーザーを、現在のサイトの「編集者(editor)」として追加します。
使い方の説明
以下のコードは、特定のユーザー(ID:5)を特定のブログ(ID:3)に「寄稿者(contributor)」として追加します。
add_existing_user_to_blog([
'user_id' => 5,
'blog_id' => 3,
'role' => 'contributor'
]);
引数の説明
引数 | 型 | 説明 |
---|---|---|
user_id | int | 追加する既存ユーザーのID |
blog_id | int | ユーザーを追加するブログのID |
role | string | ユーザーに付与する権限のロール |
一緒に使うことが多い関連タグ
remove_user_from_blog()
ユーザーをサイトから削除する際に使用します。
remove_user_from_blog(5, 3);
get_users()
サイトに登録されているユーザー一覧を取得する際に使用します。
$users = get_users(['blog_id' => 3]);
追加情報で取得したい場合
get_user_by()
特定のユーザーの情報を取得したい場合に使用します。
$user = get_user_by('email', 'user@example.com');
get_blog_details()
ブログ情報を取得する際に使用できます。
$blog = get_blog_details(3);
想定されるトラブル
ユーザーが見つからない
user_id
が正しいか確認する。- ユーザーが削除されていないか確認する。
get_user_by()
を使用してユーザーの存在を確認する。
if (!get_user_by('ID', 5)) {
echo 'ユーザーが存在しません';
}
ロールが適用されない
role
に指定した値が正しいか確認する。get_editable_roles()
を使用して、利用可能なロールをチェックする。
$roles = get_editable_roles();
print_r($roles);
Q&A
まとめ
add_existing_user_to_blog()
は、マルチサイト環境で既存のユーザーを別のサイトに追加するための関数です。引数を適切に指定することで、スムーズに管理できます。
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