login_headerurlはWordPressログイン画面のロゴリンク先URLをカスタマイズできるフィルターフックです。デフォルトではWordPress公式サイトにリンクされていますが、カスタマイズすることで独自のURLを設定できます。
機能の説明
login_headerurlは、ログイン画面のロゴ画像のリンク先URLを変更するためのフィルターフックです。通常、デフォルトのリンク先はWordPress公式サイトですが、このフックを使用して任意のリンク先（例えば、自社サイトやブランドのトップページなど）に設定可能です。
シンプルなコード例
function custom_login_url() {
return home_url();
}
add_filter( 'login_headerurl', 'custom_login_url' );このコード例では、デフォルトのリンク先URLを、サイトのトップページURLに変更しています。
使い方の解説
login_headerurlは、WordPressのログイン画面に表示されるロゴのリンク先を設定するためのフィルターで、ロゴをクリックした際に移動するURLを自由に変更できます。自社サイトやサポートページなど、任意のURLを指定することで利便性が向上します。
引数
このフィルターには引数がありません。フィルター内で任意のURLを返すように関数を定義します。
戻り値
string-
任意のリンク先URLを返します。設定したURLが、そのままログイン画面のロゴ部分のリンク先として使用されます。
オプション
このフィルターには特定のオプションはありません。
使用例
function company_login_url() {
return 'https://example.com/';
}
add_filter( 'login_headerurl', 'company_login_url' );解説
上記のコードでは、ログイン画面のロゴリンク先を自社サイトのURL「https://example.com/」に変更しています。このように、ユーザーを指定のページに誘導する用途に便利です。
一緒に使うことが多い関連タグ
login_headertext
login_headertextは、ログイン画面のロゴにカーソルを合わせた際に表示されるテキストをカスタマイズできるフィルターです。login_headerurlと組み合わせることで、ログイン画面のロゴ部分をさらに独自仕様にカスタマイズできます。
使用例
function custom_login_url() {
return home_url();
}
add_filter( 'login_headerurl', 'custom_login_url' );
function custom_login_text( $text ) {
return 'Welcome to Our Website';
}
add_filter( 'login_headertext', 'custom_login_text' );このコードでは、login_headerurlでロゴリンク先をトップページに変更し、login_headertextでロゴにカーソルを合わせた際に表示されるテキストを「Welcome to Our Website」に変更しています。これにより、カスタマイズされたログイン画面が完成します。
追加情報を取得したい場合
ロゴリンクのカスタマイズ以外にも、ログインページ全体を調整したい場合、login_headertitleを併用してログイン画面のタイトルテキストを設定できます。
login_headertitle で取得できる情報
function custom_login_title() {
return 'Welcome to My Site Login';
}
add_filter( 'login_headertitle', 'custom_login_title' );この例では、ログイン画面のHTMLヘッダーに表示されるタイトルテキストを「Welcome to My Site Login」に変更しています。
出力できる情報
- タイトルテキスト: ログインページのタイトルテキストを任意に設定可能です。
想定されるトラブル
URLが変更されない
- キャッシュが原因でURLの変更が反映されない場合があるため、キャッシュをクリアして再度確認してください。
- 他のプラグインやテーマが
login_headerurlを上書きしている場合があり、その場合はカスタムコードの優先度を設定して上書きの影響を受けないようにします。
Q&A
まとめ
login_headerurlは、WordPressログイン画面のロゴリンク先をカスタマイズするフィルターフックで、ブランドのリンク先へ誘導する際に役立ちます。login_headertextやlogin_headertitleと組み合わせて使うことで、ログイン画面全体をカスタマイズできます。